楽に生きようぞ

短編のエッセイという感じ

チクショー、学生って羨ましいなぁッッッ!!!!

※この記事はただの自分語りです。ご容赦。

 

めったに羨ましがらない私が「羨ましい」って思った経験。

それは2022年、新社会人として働き出した頃のこと。

毎日仕事に追われ、上司に嫌味を言われ、疲労困憊、せっかくの休みも仕事のために時間を割く、そんな日々。

同期は私より優秀な子だったし、先輩も怒涛の速さで仕事をこなせる超人だった。

「みんなすごいな。何で自分だけこんな惨めなんだ。」とこんなに強く感じたのは人生でこれが初めてだったかもしれない。

高校時代に勉強でビリでも「惨め」なんて思ったことなかった。

 

仕事の買い出しをしている途中、道中の大学から学生が歩いてくるのが見えた。

なんか超楽しそうに見えた。

「うわぁいいなぁ。私も超楽しかった学生時代に戻りたい。」

と本気で思った。何なら乳幼児から小中高大生までのどの子を見ても「いいなぁ」と思っている勢いだった。

 

ただすごく不思議なことに、先輩や同期に対して「尊敬」はあれど、「羨ましさ」はなかった。「ああなりたい」と思えなかった。その仕事が自分に向いていない何よりの証拠だった。好きなことなら絶対に「自分もあんな風にできたら」なんて思うはずだからだ。

 

だから「羨ましいな」と思う大学生のような生活を目指すことにした。時間がある、気の合う友人や家族と過ごせる、自由に楽しく気まま、趣味の料理も散歩もアニメ鑑賞もできる、バカ贅沢しなければ困らないだけの経済力、勉強も少々。

正社員を辞めパートとして転職したのもそのためだ。

今の私には新しいことに挑戦したりして模索する時間と気力が必要だと思う。

 

人の生き方なんて人の数だけあるから「こうじゃなきゃいけない」なんて無いんだし、3年後の自分も想像つかないくらいなんでも起こりえるんだし、素直に「羨ましい」「いいな」に従っていいと思うんだよな人生って。