楽に生きようぞ

短編のエッセイという感じ

自分の中に、4歳くらいの幼い自分がいる話

人生23年目、そろそろ擦れてきたけど、子どもと遊ぶのが得意です。

 

私には重度の障がいのある妹がいるのですが、彼女の言いたいことは大体分かるし、笑いのツボまで把握しているので、帰省した際は「なんかおもろいこと言え」っていう期待のまなざし向けられます。

 

彼女、20歳超えてますが、精神年齢は5-6歳らしいです。

 

けどちゃんと反抗期とかもありましたからね。

 

幼児と思春期のハイブリッドみたいな感じで、母は全く理解できず「何であんたこの子の言うことがそんなよく分かるの」とよく聞かれたものです。

 

「おいおいおい、おかずねぇのにおかゆばっか食わせるなや」などの0歳児の欲求を汲み取ったりするのも得意ですよ。

 

なぜかって言うと、多分、自分の中に3~5歳くらいの自分がいるからなんですよね。

f:id:kaori781:20220507075059j:image↑こいつです。

幼いころの自分のテンションが上がる方法で、子どもたちと接すると、案の定ツボにハマるって感じです。

 

実はこれ、ずっと普通のことだと思ってたのですが、大学生になって友達や親に話したら、「それはあんただけの感覚や。」と言われ、衝撃を受けたものです。

 

皆さんはどうですか。いますか、幼いころの自分。

 

羽生選手は9歳の自分がいるらしいですね。

 

跳べって。

 

Kaori Jr. はそんなスパルタじゃない。

 

むしろ、初めて親元を離れた大学時代や、会社で上手くいかなかった時にギャン泣きしたり、学校、会社に行きたくない、課題したくないって駄々こねるほど欲望に忠実です。

 

3~5歳だからね。

 

泣いてる時は、奴が泣き疲れるまで寄り添ってあげるのですが、「お母さんがいい」ってよく文句言われ、泣かれます。

 

あまりに火が付いたように泣いてると、23歳の自分ももらい泣きします。「私やって帰省したいわ!!!」と。

 

で、二人で「お母さーん泣」て

 

地獄絵図ですね。

 

大学時代によくあった、課題したくないときの駄々こねの時は、その駄々っ子をなだめて「まあまあとりま初めの1行だけでいいから…」と机に向かわせるか、「この課題やらなくても単位落とすことはないと思うし、今日はアニメでも見るか!!!!」と大学生の自分も一緒になって課題しないか、どちらかでした。

 

成績表は大惨事ですね。

 

そんなわがままなKaori Jr. ですが、彼女はなくてはならない存在なんです。

 

Jr. がいるから自分の欲望が分かりやすくて、いつだってやりたいことをやって生きていられてる。

 

Jr. が泣いたり駄々こねたりするから、自分のストレスにも気付きやすいし、それをなだめる過程が、自分にとってのリフレッシュや整理の時間にもなる。

 

Jr. の疑問に対して納得いく回答をしないといけないから、熟考できる(何で仕事しなきゃいけないの?何で人は成長しないといけないの?とか)。

 

Jr. がいるから、人の過去に考えを巡らせることができる。子どもの気持ちが分かる。

 

大切なものを忘れずにいられる。

 

 

Jr. は、忘れちゃいけないことそのものです。

 

で、母が、「私にはそんな幼い自分いない。いいなぁ。」

 

なんて言うので、レトロなものを見てときめいた時のことを想像してもらったんです。

 

そしたら「あっ、なんか分かるような…?」

 

て。

 

好き!、嫌い!ってドストレートに感じているときや、懐かしいと感じているときにJr. は強く出てくるんじゃないかなと思います。

 

皆さんも探してみてください。あなたのJr. を。