楽に生きようぞ

短編のエッセイという感じ

「人生そんな甘くないぞ」と飽きるほど言われても変えなかった、後悔をしない生き方。

私は保育園児時代からよくずる休みというのをしていました。

行きたくない日があったし、母がそういうのに寛容だったからです。

特に高校時代は頻繁に、具体的には週1回以上は必ずずる休みしました。

それでも不思議とストレートで国公立大学に合格して、単位を落としては拾い、落としては拾いしながら何とか4年で卒業しました。

学校の先生方には当然呆れられました。

そしてよく

「人生そんな甘いもんじゃない」

と言われました。

当然のことだと思いました。

だって私を客観的にみるとただの不真面目でいい加減な人間なのですから。

しかし私は自分なりに考えていたのです。

私のなかでの最優先事項は「生きること」、そして次に優先したのは、学生時代だったので「資格を取得して卒業すること」でした。

だからやりたくない課題や、受けたくない授業は極力手を抜いて自分を追い込むことはしなかったし、長期休暇中は目一杯、大好きな実家に帰省しました。

友人とも毎日のように料理したり、手作りのお菓子を交換したり、気になるカフェを巡ったりしました。

最終的には、最高の思い出と友人を得て、4年間で資格を取得し卒業することができました。

 

人生は甘くない、だからこそ取捨選択が必要なのです。

自分にとって一番大事なことは何か。

全部完璧にこなせるほど、私は優秀じゃないし、物事は甘く(簡単では)ないのです。

 

誰になんと言われようと、ほんの一筋の軸を守れているのであれば上等じゃないかと思います。

自分にしか自分のことは分からないのですから、自分を理解していない他人の意見より、自分の軸に重きを置くべきじゃないかと思います。

他人の意見は、一つのアドバイスとして留めておく程度で、結局判断して行動するのはあなたの意志でなければ。

これが後悔しない生き方なんじゃないかと思います。